Session04  香り

セッションオーナー

渡辺えり代(香研究会IRI代表)


リポーター

鈴木 優子(花王株式会社)

自己紹介

渡辺えり代さん

香研究家・香アーティスト・芸術療法ファシリテーター

英国のSotheby's Institute of Art in Londonの美術史プログラム修了。米国の Lesley Universityにおいて、Expressive Arts Therapy、ストレスマネジメント、ホリスティックヘルス概論を学び、学士号と修士号(Master of Arts in Interdisciplinary Studies Program) 取得。Expressive Arts Therapyのパイオニアであるショーン・マクニフ博士を師とし、ワークショップの基本理念を修得。

 

ロンドン・パリ・香港・ボストンでの10年間の海外生活及び、48ヶ国への旅で得た異文化体験から、世界の多様な文化における音楽・舞踊・美術工芸・儀式・自然療法・スピリチュアリティーに関心をもつ。長年のアートコンサルタントとしての経験をもとに、日本の伝統文化や精神性を生かしたオリジナルのワークショップ、企業研修や学校教育におけるお香の講座を行う。2015年夏からはオーダーメイドのお香づくりに力を入れている。



香研究会IRIの活動

Vision

日本の香道という枠を超えて、世界の香・香文化の歴史の調査研究、香水・天然香料の供給の実態調査、香の薬効を科学的に解明する活動を行う。香を通して、人と人、古代と現代、東と西、アートとサイエンス、伝統と革新、天と地をつなぐというテーマで、自然の恵みへの感謝とともに、心身のウェルネスと地球環境への意識の向上を目指す。


今後の活動

 

アルツハイマー型認知症と嗅覚機能

*初期段階で嗅覚機能が低下する

*しかし、鼻腔の嗅細胞は1週間~10日で再生する。

アロマの匂いの刺激を与えることで、海馬(記憶)、扁桃体(本能的情動)、視床下部(ホルモンの分泌、自律神経の調節)を活性化。→認知症の予防・改善につながる。(鳥取大学医学部教授 浦上克哉先生)

 

デイサービス「にこにこ」でのワークショップの様子(右の写真)。

木曾ヒノキ、青森ヒバ、クスノキ、クロモジ、陳皮などを使って匂い袋を作る。

渡辺さん「天然素材の香りによって過去の記憶が蘇り、懐かしいお話をはじめる人が多い。」


匂い袋作り

・青森ヒバ

・熱海 クスノキの葉

・ジャスミンの花

・丁子

の香りを嗅ぎ、感じたことを書き出し、最後に全体で共有する。


発表の内容

・畳や、おばあちゃんの家のような落ち着く香り

・森に行った気分

・実家に帰ってきたときのような暖かい気持ち

・神社でセミを捕まえたりして遊んだ時の記憶を思い出した

・厳しかったピアノの先生のお宅の香り

・チャイティーを飲んだ時のほっとする香り

・昔母に買ってもらった香り袋を思い出した

・子どものころに森の中の公園で遊んだ時の記憶 など

お問い合わせ先:info@dementia-friendly-japan.jp